「ドローンを買ったら登録しないといけないって聞いたけど、どうやるの?」 多くのドローン初心者がぶつかる最初の課題です。実は、100g以上の無人航空機は国土交通省(MLIT)への登録が法的義務。手続きは複雑に見えますが、ステップバイステップで進めれば、30分程度で完了します。

1. ドローン登録が必要なケースと不要なケース

1.1 登録が必須:100g以上の機体

登録対象:
  • 100g以上の無人航空機
  • DJI Mavic、Phantom、Air シリーズ(ほぼ全て)
  • Auterのドローン
  • 自作ドローン(100g以上)

罰則: 登録せずに飛行 → 1年以下の懲役または50万円以下の罰金

> ピヨちゃん🐣 「100gってどれくらい?」 > ポッポ副所長🦉 「卵約2個分ですね。DJI Mavic 3は約895g、Mini 3 Proは約249gです。小型ドローンでも登録が必須なものが多いです。」

1.2 登録不要:100g未満の機体

  • DJI Mini シリーズ(一部)
  • トイドローン(Ryze Tello など)
  • その他100g未満の小型機

2. ドローン登録に必要な書類・情報

事前に以下を準備しておくと、登録手続きがスムーズです。

2.1 個人での登録に必要なもの

項目 説明
マイナンバーカード 本人確認用(オンライン申請の場合)
運転免許証など マイナンバーカードがない場合の本人確認書類
機体情報 メーカー、機種、シリアルナンバー
機体の重量 スペック表またはスケールで測定

2.2 法人での登録に必要なもの

項目 説明
法人の登記簿謄本 取得から3ヶ月以内
代表者の身分証明書 運転免許証またはマイナンバーカード
法人印 申請書に押印(郵送申請の場合)
機体情報 個人の場合と同じ
---

3. DIPSでのドローン登録:ステップバイステップ

ステップ1:DIPS公式サイトにアクセス

  1. DIPS公式ページ にアクセス:https://www.dips.mlit.go.jp/
  2. 「ログイン」 をクリック
  3. 「新規登録」 で利用者ID/パスワードを作成
> ポッポ副所長🦉 「DIPSは国土交通省の公式システムです。必ず mlit.go.jp のドメインであることを確認してください。」

ステップ2:利用者登録(初回のみ)

個人の場合:
  1. 利用者区分: 「個人」を選択
  2. 氏名・住所・電話番号 を入力
  3. マイナンバーカード で本人確認(推奨)

  • または運転免許証などで確認

  1. メールアドレス を登録
  2. 確認メール が届き、リンクをクリックして本人確認完了

法人の場合:
  1. 利用者区分: 「法人」を選択
  2. 法人名・住所・法人番号 を入力
  3. 代表者の氏名・生年月日 を入力
  4. 登記簿謄本 をアップロード
  5. メール確認後、登録完了

ステップ3:機体情報の登録

登録が完了したら、いよいよ機体情報を入力します。

必須情報:

項目 入力内容
機体の用途 個人利用 / 業務利用(農業、調査など)
メーカー名 DJI、Auterなど
機種名 Mavic 3、Air 3S など
シリアルナンバー 機体底部またはバッテリーに記載
機体重量 仕様表から、または実測(g単位)
リモートID装備状況 標準装備 / 後付け / 未装備

ステップ4:リモートID情報の入力

2022年7月以降の市販ドローンのほぼ全てにリモートIDが標準装備されています。 リモートID対応状況:
  • DJI Mavic 3/Air 3/Mini 3 Pro以降: 標準装備
  • Auterのドローン(2022年以降): 標準装備
  • 2022年以前の機体: 確認が必要(多くは未装備)

リモートIDの役割:
  • 飛行中のドローン情報(操縦者ID、機体ID、位置情報)を電波で発信
  • 航空交通管制レーダーで追跡可能に
  • 無断飛行の防止
> ピヨちゃん🐣 「リモートIDって、盗聴されるんじゃないですか?」 > ポッポ副所長🦉 「いいえ。リモートIDは『誰がドローンを飛ばしているか』を特定するための機能で、個人情報は含まれません。安全性は国土交通省が厳格に管理しています。」

ステップ5:所有者情報の確認

  • 所有者氏名: 登録者本人(または法人)
  • 所有者住所: 登録時の住所
  • 利用目的: 個人利用 / 業務利用
  • 使用地域: 全国 / 限定地域

ステップ6:手数料の支払い

登録手数料:
  • オンライン申請: 0円(無料)
  • 郵送申請: 1,500円
オンライン申請なら追加費用は不要です。

ステップ7:申請完了と登録証の取得

申請完了後、登録証(PDF) が発行されます。

登録証に記載される内容:
  • 登録番号(例:JA1234567890AB)
  • 登録者名
  • 機体情報(メーカー、機種、シリアルナンバー)
  • 登録期限(登録日から3年間)
  • リモートID情報

登録証は以下の場面で必要:
  • ✅ 飛行許可申請時(DIPSに添付)
  • ✅ 飛行禁止区域での飛行承認申請
  • ✅ 監査・立ち入り検査時

4. 登録後:やることリスト

4.1 リモートID装備の確認

登録後、飛行前に必ずリモートIDが正常に機能しているか確認してください。

確認方法:
  1. DJIの場合: アプリで「リモートID設定」→「ステータス確認」
  2. その他の機体: 説明書に従い、初期設定画面でリモートID情報を確認
  3. 不具合の場合: 修理が必要なため、メーカーに連絡

4.2 登録番号の機体への標記

法的要件:
  • 登録番号をドローンの外部に見やすく標記することが推奨されています
  • 方法:シールで貼付、またはマーキング

4.3 登録有効期限の管理

有効期限: 登録日から3年間 期限切れ30日前にやること:
  1. 更新申請 を DIPSで実施
  2. 新しい登録証 を取得
  3. 期限切れ前に飛行を終了
> ピヨちゃん🐣 「期限切れたら、すぐに更新できますか?」

5. よくあるトラブルと解決方法

問題1:シリアルナンバーが見つからない

解決方法:
  • DJI機体:アプリの「機器」→「機体情報」で確認
  • 本体:バッテリー部分または底部に記載(見づらい場合あり)
  • それでも見つからない場合は、メーカーの保証書を確認

問題2:リモートID情報が表示されない

解決方法:
  • 古い機体(2022年以前): リモートIDが搭載されていない可能性
  • アップデートが必要: DJIなどメーカーの最新ファームウェアに更新
  • それでも解決しない場合: メーカーサポートに連絡

問題3:オンライン申請でマイナンバーカードが読み込めない

解決方法:
  • パソコン側の設定確認: マイナンバーカード対応リーダーが必要
  • スマートフォン申請: 対応デバイス(NFC機能付き)での申請
  • 郵送申請を利用: オンラインが困難な場合は郵送申請でも可能(手数料1,500円)
  • 6. ドローン登録と飛行許可の関係

    登録と許可は別の手続き

    多くの初心者が混同しやすいポイント:

    手続き 目的 対象 タイミング
    登録 機体の所有権を国土交通省に報告 100g以上の全機体 初回:購入後すぐ / 更新:3年ごと
    飛行許可 禁止区域での飛行を承認してもらう 飛行禁止区域での飛行のみ 飛行予定日の14日前までに申請
    > ピヨちゃん🐣 「登録したら、どこでも飛ばせるんですか?」 > ポッポ副所長🦉 「いいえ。登録は『持っていますよ』という報告に過ぎません。飛行禁止区域(空港周辺、人口密集地、イエローゾーン)で飛ばすには、別途『飛行許可申請』が必要です。」

    飛行許可が必要な区域

    以下の区域での飛行には、事前に国土交通省の許可が必須:
    1. 空港周辺(半径9km以内、高さ300m以内)
    2. 人口密集地上空(100m×100mメッシュで人口250人以上)
    3. イエローゾーン(国会議事堂等周辺、2026年より半径1km以内)
    4. 夜間飛行
    5. 目視外飛行(操縦者が目で見えない距離)
    6. 人または物から30m以上離れていない飛行
    7. 7. MmowWでドローン登録を一元管理

      手動でのドローン登録管理は、複数機体がある場合、期限管理が煩雑になります。

      MmowWの機体管理機能

      自動追跡:
      • ✅ 登録番号の一覧表示
      • ✅ 登録期限切れの自動アラート(30日前)
      • ✅ リモートID装備状況の記録
      • ✅ 機体の運用歴(飛行時間、飛行日誌)の統合

      価格: ¥240/機/月(チーズバーガー指数)

      8. よくある質問(FAQ)

      Q. ドローン登録に有効期限はありますか?

      はい、登録有効期限は3年間です。期限切れ前に更新申請が必須です。期限切れ後の飛行は『1年以下の懲役または50万円以下の罰金』に処せられる可能性があります。

      Q. 登録番号を変更することはできますか?

      いいえ、登録番号は変更できません。同じ番号が3年間使用されます。ただし、機体の売却や破棄時には『登録抹消申請』を提出する必要があります。

      Q. 中古ドローンを買った場合、再登録が必要ですか?

      はい、必要です。所有者が変更された場合、『所有者変更申請』をDIPSで提出します。新規登録と同じ手続きが必要です。前の所有者の登録が残っていると、法的トラブルになる可能性があります。

      Q. リモートIDなしで飛行できますか?

      2023年以降、リモートID装備なしでの飛行は禁止されています。2022年以前の古い機体でリモートID未装備の場合、後付けキットの購入またはメーカー修理が必要です。詳しくはドローンのメーカーサポートに確認してください。

      Q. オンライン申請できない場合、郵送申請の費用はいくら?

      郵送申請の手数料は1,500円です。申請書に登録番号を記入し、手数料相当額の収入印紙を貼付して郵送します。確認が必要な場合は、DIPSサイトで郵送申請の詳細を確認してください。

      9. ドローン登録のチェックリスト

      登録前に、以下を確認しましたか?

      📝 更新履歴
      • — Initial publication