こんにちは、ピヨちゃん🐣です!今日は「DID地区(人口集中地区)でのドローン飛行」について、ポッポ副所長🦉と深く掘り下げます。都市部での空撮やビジネス展開には必須の知識。
DID(人口集中地区)とは何か?
定義と範囲
DID(Densely Inhabited District)は、国勢調査に基づいて政府統計局が5年ごとに指定する「人口密度が高い地域」です。
基準:- 人口密度 4,000人/km²以上
- 連続面積 0.5km²以上
- 東京23区全域 → DID
- 渋谷、銀座、新宿 → DID(当然)
- 郊外の団地 → 多くはDID外
- 都市部の公園 → DID内でも飛行許可取得で可能
DIDマップの確認方法
ステップ1:アクセス- 国土交通省 DIPS(https://dips.mlit.go.jp/)
- 「DID判定ツール」をクリック
- GPS座標または住所入力
- 「DID内」 → 許可必須
- 「DID外」 → 許可不要(ただし他の要件チェック)
- DID境界線をダウンロード
- 飛行ルート全体がDID内か外かを精査
DID地区飛行許可の取得要件
1. 基本的な要件チェック
DID内での飛行申請には、以下が全て満たされる必要があります:
| 要件 | 内容 | チェック |
|---|---|---|
| パイロット資格 | 無人航空機操縦士(三等以上) | 必須 |
| 機体検査 | 国土交通省の機体認証 | 必須 |
| 保険加入 | 対人対物保険(最低1億円) | 必須 |
| 飛行計画書 | DIPSで申告 | 必須 |
| リモートID | 2026年4月以降は必須 | 必須 |
2. 申請書類の準備
DID飛行許可の申請には、以下の書類が必要: `` 必須書類: ① 飛行計画書(DIPS自動生成) ② パイロット資格証明(操縦技能有効期限) ③ 機体検査証(有効期限要確認) ④ 保険証券コピー(証券番号・有効期限を記載) ⑤ DID飛行安全管理マニュアル
- 操縦方法
- 緊急対応
- 事故報告フロー
3. 許可申請の流れ
DIPS申請ステップ
` ステップ1:ログイン・選択 DIPSにログイン → 「飛行申請」→ 「DID飛行」選択 ステップ2:基本情報入力
- 飛行予定日時
- 飛行エリア(住所 or GPS座標)
- 飛行高度(通常50m以下推奨)
- 飛行目的(空撮・測量・点検など)
ステップ3:書類アップロード
- PDF形式で上記6種類を一括アップロード
- ファイルサイズ制限:各5MB以下
ステップ4:確認・送信
- 内容チェック
- 「申請」ボタン押下
ステップ5:受理番号発行
- 即座に仮受理番号メール送信
- 「申請受け付けました」状態
ステップ6:本審査(3〜5営業日)
- 国土交通省が書類精査
- 質問メール(必要に応じて)
- 本承認 or 修正指示
`
実際のタイムライン例:
` 4月10日(火)申請 → 4月11日(水)仮受理 → 4月14日(金)本承認 → 4月15日(土)飛行可能 `
4. 許可期間と更新
項目
期限
単発許可
申請日から30日間
定期許可
年間許可(毎月申請不要)
5日以内の短期許可
緊急飛行用(1週間有効)
DID飛行を常時する場合は「定期許可」を取得すると、毎月の申請作業が不要になります。
DID飛行時の安全対策
必須安全管理体制
DID内での飛行には、単なる「操縦者1名」では不十分です。以下の体制構築が求められます:
` 推奨配置(小規模DID飛行): ├─ パイロット(操縦者)1名 ├─ 目視監視員1名(操縦者と別人) ├─ 安全管理責任者1名 └─ 地上支援員1名 計4名での飛行実施 `
各役割の責務:
役職
責務
パイロット
機体操縦・高度管理・緊急時対応
監視員
機体位置確認・周辺障害物監視
安全管理責任者
申請書類確認・終了判断・報告
地上支援員
飛行エリア内の地上安全確保(例:看板設置)
> MmowWコラム: 複数人体制の「勤務表」と「役割記録」をテンプレート化。毎月DID飛行する場合、MmowW上で「定期飛行体制」を一括登録すると、毎回の役割確認が自動化されます。
飛行前チェックリスト
DID内での飛行では、通常の飛行チェック項目に加えて以下を追加:
` 【DID特別チェック】 □ DID判定ツールで飛行エリアがDID内と確認 □ 申請期間内(30日以内)の飛行予定か □ パイロット資格有効期限確認(切れていないか) □ 機体検査証有効期限確認(3年以内か) □ 保険契約確認(保証対象額が最低1億円以上か) □ リモートID装置が正常に動作するか □ 気象確認(特に風速) □ 周辺交通量・人通りを再確認 □ 緊急着陸地点の確保 □ 現場連絡先(警察・消防)の事前通知実施 `
DID飛行での違反パターン
2025年度に多発したDID飛行違反:
違反パターン
件数
罰則
無許可DID飛行
42件
50万円以下の罰金
許可期間外の飛行
18件
50万円以下の罰金
無資格者の操縦
12件
1年以下の懲役/50万円
虚偽申請(安全対策ウソ記載)
7件
1年以下の懲役
パイロット資格切れでの飛行
9件
50万円以下の罰金
実例:都市部空撮ビジネスのDID飛行運用
ケース:不動産企業による物件空撮
シナリオ: 東京渋谷の築25年ビル・空撮・売却前の広告用撮影
準備フェーズ(1週間前):
- DID確認
- 渋谷1丁目:DID内 → 許可必須
- Google Mapで周辺確認:繁華街、人通り多し
- 飛行計画立案
- エリア:ビル周囲半径100m
- 高度:ビル屋上+30m(約50m)
- 飛行時間:早朝7:00(人通り少ない時間帯)
- 書類準備
- パイロット資格証コピー(有効期限確認:2027年3月まで有効)
- 機体検査証(DJI Air 3:有効期限2025年10月まで有効)
- 保険証券(対人対物1億円以上:OK)
- 安全管理マニュアル作成(テンプレート活用)
- 飛行経路図作成
- DIPS申請
- 2026年4月8日(月)に申請
- 本承認:4月10日(水)
飛行当日(4月12日 早朝):
` 06:00 現場到着・最終チェック 06:15 パイロット・監視員・責任者で役割確認 06:25 飛行開始 06:30 撮影開始(高度40m・南面) 06:40 撮影完了(動画5分・静止画50枚取得) 06:45 飛行終了・着陸 06:50 安全管理責任者が「飛行完了確認書」署名 07:00 撮影データ保管・MmowWに飛行ログ保存 ``
コスト概算:
- DIPS申請:無料(国土交通省)
- MmowW月額:¥240
- パイロット派遣:5万円
- 機体使用料:2万円
- 総額:7万2,400円
よくある質問(FAQ)
Q1: DID判定は『区』単位?それとも『メッシュ』単位?A: メッシュ単位です。国勢調査の「500m四方メッシュ」で人口密度を計算しているため、同じ渋谷区でも「この角は DID」「隣の角はDID外」というケースがあります。必ずDID判定ツールで確認を。
Q2: DID判定結果は何年ごとに更新される?A: 5年ごと。最新は2020年国勢調査ベース。次は2025年国勢調査ベース(2026年秋に公開予定)。従って現在は「2020年ベースのDID判定」が公式です。
Q3: 許可が下りたDIDエリアなら、毎日飛行してもいい?A: いいえ。「定期許可」を別途申請する必要があります。単発許可は「30日間有効」ですが、その間に複数日飛行する場合も「1回の申請で複数日OK」と「毎日個別申請」の2パターンがあり、申請時に指定します。
Q4: 許可申請時に『飛行日時を決めない』で、後で決める事は可能?A: いいえ。「●月●日 ◯:◯◯時点予定」と具体的に記載が必須です。ただし「天候悪化で延期」の場合は変更申請(簡略版)で1営業日で再承認されます。
Q5: DID外の飛行で無許可なら、DID内より罰則が軽い?A: いいえ。DID外でも航空法第156条(飛行禁止区域での飛行)は同じ「50万円以下の罰金」です。ただし「許可取得の手続き要否」が異なるだけで、違反時の罰則は同じです。
Q6: 許可書の番号を誰かに見せる必要ある?A: はい。飛行現場で警察官や自治体職員から「許可書確認」を求められることがあります。DIPS発行の「許可書PDF」をスマートフォンに保存し、いつでも提示できるようにしておくこと。
Q7: DID飛行の保険、1億円は『最低』ですか?A: はい。推奨は3億円以上。理由は「DID内での人身事故の損害賠償が高額化」する傾向があるため。特に商業用ドローンサービス提供者は5億円以上推奨です。
Q8: DID地区で『屋内飛行』(建物内)なら許可不要?A: 正確には「DID判定の対象外」です。屋内飛行は航空法の「飛行禁止」ルール自体が適用されないため、DID内外を問わず「許可不要」です。ただし建物所有者の許可は別途必須。
MmowWでのDID飛行管理
¥240/月(機体当たり)で実装される機能: ✅ DID判定API連携 → GPS入力で自動判定 ✅ 許可期限管理 → 期限切れ30日前からメール通知 ✅ パイロット・機体検査証期限追跡 → ダッシュボードで一覧表示 ✅ 定期飛行体制テンプレート → 役割割当を自動化 ✅ 飛行前チェックリスト自動生成 → DID特別項目を含む ✅ 飛行ログ自動保管 → 行政指導対応用
2026年DID飛行カレンダー
| 時期 | アクション |
|---|---|
| 4月〜6月 | DID飛行許可の申請・運用開始 |
| 7月 | 定期許可への切り替え(継続飛行の場合) |
| 9月 | パイロット資格更新受付開始 |
| 12月 | 機体検査の更新手続き開始 |