はじめに

ピヨちゃん🐣: 「あ、ポッポ副所長!『DIPS』って何ですか?ドローンの申請ってどうやるんですか?」 ポッポ副所長🦉: 「DIPS は『Drone Information Platform System』の略。つまり『ドローン申請の統一オンラインシステム』だ。2022年に DIPS 2.0 に大幅改善されて、今はめちゃくちゃ使いやすくなった。」 ピヨちゃん🐣: 「へえ!ドローン飛ばすのに、申請が必要なんですか?」 ポッポ副所長🦉: 「そう。ただし『どの飛行が申請必須か』は、きちんと理解する必要があるんだ。」

第1章 DIPS とは

1.1 DIPS とは

`` DIPS = 国土交通省の『ドローン申請統一プラットフォーム』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 用途: ① 飛行許可申請(航空法第132条) ② 飛行承認申請(航空法第157条の2) ③ 特定飛行の届出 運営:国土交通省 URL:https://dips.mlit.go.jp/ 利用料:無料 対応機種:全ドローン ━━━━━━━━━━━━━━━━━ `

1.2 「許可」と「承認」の違い

ピッポ副所長🦉: 「ここ、めちゃくちゃ混同する人が多いんだ。」

申請種類 許可 承認
法的根拠 航空法第132条 航空法第157条の2
対象飛行 航空法で『禁止』されている飛行 航空法で『許可が取れない』飛行
具体例 夜間飛行、目視外飛行、人口集中地区 改正行政書士法による代理申請
処理期間 10営業日~1ヶ月 個別審査(2~3ヶ月)
許可者 国土交通大臣(権限委譲は各地方航空局) 国土交通大臣(権限委譲なし)
概要 「OK」を貰うもの 「これで本当に大丈夫か?」を審査されるもの

例:

` 「夜間飛行」 → 許可申請(¥0、10営業日) 「人口集中地区での目視外飛行」 → 承認申請(¥0、2ヶ月)

第2章 どの飛行に申請が必要か

2.1 申請不要な飛行(レベル1)

` 【申請不要】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ✓ 目視内飛行 ✓ 人口集中地区 OUTSIDE ✓ 昼間飛行 ✓ 100kg未満の機体 ✓ 危険物輸送なし ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 例:

  • 田舎の野菜畑で、昼間、ドローンが見える距離で撮影
  • 山の上で、昼間、自分の敷地内で飛行
`

2.2 許可申請が必須(レベル2~3)

` 【許可申請が必須】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 夜間飛行 □ 目視外飛行(BVLOS) □ 人口集中地区での飛行 □ 人・物件から30m未満 □ 危険物輸送 □ 物件投下 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 処理期間:10営業日~1ヶ月 申請先:DIPS2.0 费用:¥0 例:

  • 会社の敷地内(昼間)で、目視外飛行 → 許可申請
  • 東京都渋谷区で、夜間撮影 → 許可申請
  • 山道沿いの橋梁点検で、目視外 → 許可申請
`

2.3 承認申請が必須(レベル4)

` 【承認申請が必須】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 人口集中地区での目視外飛行 □ カテゴリーIII飛行(一等資格不要) + 人口集中地区 □ 複数の『許可対象飛行』を組み合わせた飛行 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 処理期間:2~3ヶ月 申請先:DIPS2.0 + 地方航空局の個別審査 费用:¥0 ※ ただし、承認が下りる確率は50%前後 例:

  • 東京都内での自動配送(目視外)
  • 大阪市内での橋梁点検(目視外)

第3章 DIPS2.0 の使い方(ステップバイステップ)

3.1 初期登録(1回のみ)

ステップ1: DIPS アカウント作成

` 1) DIPS公式サイトにアクセス URL:https://dips.mlit.go.jp/ 2) 「ユーザー登録」をクリック 3) メールアドレスを入力 4) 確認メールが届く 5) メール内のリンクをクリック 6) パスワード設定 7) 個人情報入力

  • 氏名
  • 住所
  • 電話番号
  • 生年月日(必須)
8) 規約に同意 9) 登録完了
`

ピッポ副所長🦉: 「初期登録は5分で終わります。」

ステップ2: 操縦者情報の登録

` 1) ダッシュボード → 「操縦者情報」 2) 操縦者情報を入力

  • 氏名
  • 生年月日
  • 住所
  • 電話番号
3) 資格情報を入力

  • 一等/二等/非資格
  • 資格証番号(取得している場合)
  • 修了証番号(スクール修了)
4) 「保存」
` > 注意: 資格情報は正確に入力してください。虚偽申告は航空法違反(50万円罰金)です。

3.2 飛行申請(毎回)

パターン A: 夜間飛行の許可申請(最も一般的)

` 【例】 飛行地点:東京都渋谷区の会社敷地内 飛行内容:夜間ドローン撮影(21:00~22:00) 機体:DJI Air 3S(機体重量:600g) 目的:ビル外観撮影 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【DIPS申請手順】 1) DIPS ダッシュボード → 「新規申請」をクリック 2) 申請種別を選択 ☐ 飛行許可申請 ☐ 飛行承認申請 ☐ 特定飛行の届出 → 「飛行許可申請」を選択 3) 申請区分を選択 ☐ 通常申請(1件) ☐ 包括申請(複数件) → 「通常申請」を選択 4) 基本情報を入力 申請者情報:

  • 法人名:〇〇株式会社
  • 代表者名:〇〇〇〇
  • 住所:〒100-0001 東京都千代田区…
  • 電話:03-XXXX-XXXX
  • メール:info@example.jp
5) 操縦者情報を入力

  • 氏名:〇〇〇〇
  • 資格:二等無人航空機操縦士
  • 資格証番号:XXXX-XX-XXXX
6) 飛行内容を入力 飛行日時:

  • 飛行予定日:2026年4月15日
  • 飛行時間:21:00~22:00
飛行地点:

  • 住所:東京都渋谷区道玄坂1-1-1
  • メッシュコード:533946
  • 地図で指定:DIPS地図から選択
飛行内容:

  • 飛行の種類:夜間飛行 ✓
  • 飛行高度:地上から100m以下
  • 飛行距離:最大2km
  • 飛行目的:建築物外観撮影
7) 機体情報を入力

  • 機体型式:DJI Air 3S
  • 機体登録番号:XXXXXXXXX
  • 機体重量:600g
  • 機体製造番号:XXXXXXXXX
8) 運用基準を添付

  • 飛行マニュアルを PDF でアップロード
  • リスク分析表を添付
  • 保険証券を添付
9) 内容を確認

  • 「内容確認画面へ」をクリック
  • 全ての項目を再確認
10) 送信

  • 「申請を送信」をクリック
  • 申請番号を記録
11) 完了

  • DIPS から受付メール
  • 10営業日以内に結果が通知される
`

パターン B: 包括申請(複数回の飛行を1申請で)

` 【例】 同じ場所、同じ飛行内容で、毎月1回、1年間飛行する ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【メリット】

  • 毎回申請する手間が不要
  • 1ヶ月で全て許可される
  • 年度途中に「追加飛行」を足せる
【DIPS申請手順】 1) 「飛行許可申請」を選択 2) 申請区分で「包括申請」を選択 3) 基本情報~機体情報は同じ 4) 飛行予定を複数入力 飛行日程1:2026年4月15日 21:00~22:00 飛行日程2:2026年5月15日 21:00~22:00 飛行日程3:2026年6月15日 21:00~22:00 ・・・ 飛行日程12:2027年3月15日 21:00~22:00 5) その他の手順は通常申請と同じ 【結果】 1度の許可で、12回の飛行が全てOK 年間12回の申請手続きが不要
`

ピッポ副所長🦉: 「包括申請は、ビジネスドローンの常套手段です。同じ条件で何度も飛ぶなら、絶対に包括申請を使いましょう。」

3.3 申請から許可まで(タイムライン)

` 【許可申請の流れ】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ Day 0 → DIPS に申請送信 Day 1 → 受付メール到着 Day 3 → 国交省初期確認(形式チェック) Day 5 → 実質審査開始 Day 7 → 追加資料要求(通常) Day 9 → 追加資料提出 Day 10~15 → 最終審査 Day 15 → 許可メール送信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 期間:10営業日~1ヶ月 ※ ただし、追加資料要求がある場合は延長 【承認申請の流れ】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ Day 0 → DIPS に申請送信 Day 1 → 受付メール到着 Day 10 → 地方航空局へ進送 Day 15 → 地方航空局による実質審査開始 Day 45~60 → 承認メール送信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 期間:2~3ヶ月

第4章 MmowW との連携(自動化)

4.1 MmowW のメリット

` 【従来の手作業申請】 飛行計画を立てる(Excel) ↓ DIPS用に形式を変換(手入力、30分) ↓ DIPS に入力(手入力、45分) ↓ 確認・送信(10分) 合計:95分 【MmowW を使った自動申請】 飛行計画を立てる(MmowW) ↓ 「DIPS申請」ボタンをクリック ↓ 自動的に DIPS2.0 形式に変換&送信 合計:5分(90分の削減) `

4.2 MmowW からの DIPS申請手順

` 【ステップ】 1) MmowW で飛行計画を入力

  • 飛行日時
  • 飛行地点
  • 機体情報
  • 操縦者情報
2) リスク分析表を確認・修正 (自動生成されたものを確認) 3) 飛行マニュアルを確認・修正 (自動生成されたものを確認) 4) 「DIPS申請」ボタンをクリック 5) DIPS2.0 が別ウィンドウで開く (既にデータが自動入力されている) 6) 最終確認&送信 7) 申請番号を記録
`

4.3 MmowW の料金

プラン 機体数 DIPS連携 月額
スターター 1~3機 ✓ 自動 ¥240
ビジネス 4~10機 ✓ 自動 ¥960
エンタープライズ 11機以上 ✓ 自動 要問合

第5章 改正行政書士法(2025年4月)の影響

5.1 改正内容

` 【改正行政書士法】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2025年4月1日から、ドローン飛行許可申請の 『代理申請』が行政書士の独占業務になりました。 つまり: ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ❌ 違法:一般人が他人のドローン申請を代行 ❌ 違法:コンサル会社が代行申請 ✓ 合法:行政書士が代行申請 ✓ 合法:自分のドローンの申請は自分でする ✓ 合法:MmowW などのツールを使う ━━━━━━━━━━━━━━━━━ `

ピッポ副所長🦉: 「つまり、『ドローン申請代行をビジネスにしたい』なら、行政書士の資格が必須になったわけです。」

5.2 ユーザーへの影響

` 【自社ドローンなら】 申請方法: ① 自分で DIPS から申請(無料) ② MmowW のツールで自動申請(¥240/月) ③ 行政書士に依頼(¥10,000~30,000/件) 【他人のドローン申請を代行したければ】 条件:必ず行政書士に依頼 【コンサル企業の注意】 ❌ 「ドローン申請コンサル」として代行はNG ✓ 「申請アドバイス」のみはOK

第6章 よくある質問(FAQ)

`html

第7章 トラブルシューティング

7.1 よくあるエラー

エラーメッセージ 原因 対処方法
「操縦者情報が見つかりません」 操縦者未登録 ダッシュボード → 操縦者情報を登録
「飛行日時が過去です」 申請日が飛行日より後 飛行日を未来日に修正
「メッシュコードが無効」 メッシュコード誤入力 DIPS地図から改めて選択
「機体登録情報が見つかりません」 機体登録未完了 別途、機体登録を済ませる
「リスク分析が不十分です」 運用基準の記載不足 飛行マニュアルを詳しく記述

7.2 申請却下時の対処

` 【却下メールを受け取った場合】 1) メールの「却下理由」を確認 例:「リスク対策が不十分」 2) 飛行マニュアルを修正 例:リスク分析表を詳しく記述 3) DIPS で『修正申請』を送信 4) 再度、10営業日待つ 【却下の主な理由】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ① リスク分析表が形式的 ② 天候基準が曖昧 ③ 緊急対応体制が不明確 ④ 操縦者の資格確認ができない ⑤ 保険加入確認ができない ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【却下を防ぐコツ】 ✓ MmowW で自動生成するテンプレートを使用 ✓ チェックリストで全項目確認 ✓ 不明な点は行政書士に相談

まとめ

ピヨちゃん🐣: 「つまり、DIPS は『ドローン飛行許可の国のシステム』で、無料でオンラインから申請できるんですね!」 ポッポ副所長🦉: 「その通り。そして、MmowW を使うと、その DIPS 申請を自動化できるってわけだ。¥240/月で。」

DIPS2.0 申請の重要なポイント:

  • 無料: 申請手数料はかからない
  • オンライン: DIPS2.0 から全て完結
  • 自動化可能: MmowW で申請まで自動化
  • 許可期間: 10営業日~1ヶ月
  • 包括申請: 同じ条件なら複数回を1申請で可能
  • 改正行政書士法: 代行申請は行政書士のみ

関連記事